UVコーティングの特徴と価格相場
UVコーティングとは?
「UVコーティング」と聞くと、「UVをカットするコーティング?」「紫外線に強いコーティング?」と勘違いをされる方もいらっしゃるのですが、UVコーティングはウレタン樹脂にUV(紫外線)を照射して硬化させるコーティング技術であることからそのような名が付いています。むしろ紫外線を浴び続けることにより硬化が進み脆くなることもありますから、どちらかと言えば紫外線には弱いと言えるでしょう。
耐久年数は引っかき硬度が最も高いガラスコーティングに次ぐ20~30年とされており、また仕上がりは非常に強い光沢感が出るためピカピカな床を好む人には特に人気があります。
UVコーティングのメリット・デメリット
UVコーティングは傷だけでなく汚れにも強いため、小さなお子様やペットがいるご家庭には最適だと言われています。UV照射により乾燥ではなく硬化させて仕上げるため、施工したその日に入室できるのも大きなメリットになります。ただし、有機コーティングのため年数の経過とともに品質が変化し、耐久性は無機質のガラスコーティングに劣ります。それでいて、硬化させるために使用する特殊な機材のために施工料金がやや割高となるのがデメリットと言えるでしょう。
ピカピカで光沢感の強い仕上がりについても、ナチュラルな雰囲気を好む人やあまり艶感を出したくない人にとってはマイナスポイントになりそうです。また、膜厚はガラスコーティング5ミクロンの8倍で40ミクロンほどになりますから、足が床に馴染むまでの間は若干の違和感があるようです。
UVコーティングの価格相場
UVコーティングの価格相場は、だいたい30平方メートルで11万台~20万円の間が一般的なようですが、中にはおよそ26平方メートル以内で22万円台と高値の業者もあります。よく比較されるガラスコーティングと比べると1平米あたりの平均価格はどちらも5,000円前後になりますが、UVコーティングは安いものから高いものまでその幅が非常に大きいのが特徴です。安さだけにこだわってしまうと、施工後しばらくたってから不具合が発生し後悔することにもなりかねませんから、確実に高い効果を求める場合にはあえて費用にはこだわらず「耐久性」や「機能・特性」を第一に考えたいものです。
例えば初期費用がかかってっも、たった一回の依頼で効果が10年も20年もキープできるのであれば、結果的にそちらの業者の方がコストパフォーマンスが高いと言えますね。