シートフロアってなに?コーティングは不要なの?
みなさんフローリングにも種類があるのはご存知だと思いますが、シートフロアって知っていますか?マンションのフローリングに使われていることも多いこのシートフロアについて、そのメンテナンス方法や、フロアコーティングについて解説します。
シートフロアとは?
シートフロアはフローリングの一種で、木目が印刷されているシートのことです。値段が安いため、ほとんどのマンションのフローリングはこのシートフロアだと言われています。
印刷だと言っても、本物の木と見分けがつかないくらいなので、自宅のフローリングがシートフロアだったとは気づかない方も大勢いらっしゃいます。
新築時にシートフロアはメンテナンスが不要?
フローリングにシートフロアを採用しているお宅は、新築時にメンテナンスフリーと聞かされている場合が多いです。ただし、それはちょっと疑ってみる必要がありそうです。シートフロアは、数ミリの薄いシートでできているため、通常の木でできたフローリングよりも、当然、水や衝撃に弱い性質があります。
シートフロアにワックスがけをしたりすると、定期的にワックスをはがして塗りなおすという工程が必要になりますが、そのようなメンテナンスを続けていると、シートに負担がかかって破れやすくなったりしてしまうんです。
シートフロアがメンテナンスフリーと言われるのはそれが理由で、実際はメンテナンスフリーというよりは、メンテナンスができないという事情があることを知っておいたほうがいいです。
フロアコーティングなら可能?
では、シートフロアは施工したら後は劣化していくのを指をくわえて見ているしかないのでしょうか。シートフロアの床でも、フロアコーティングで汚れや傷から守ることはできます。
フロアコーティングでは、シートフロアの強度を上げることができ、さらに数年から20年以上もの耐久力があるため、ワックスのように床を傷める心配もありません。
シートフロアだからこそ、フロアコーティングがおすすめだと言えます。コピー用紙程度の厚みしかないシートフロアを強化して、汚れにくく傷つきにくい床にするには、フロアコーティングしか方法がないですね。