せっかくのフロアコーティング!長持ちさせるお手入れ方法は?
フロアコーティング後の基本は拭き掃除
フロアコーティングを施したあとは面倒なワックスがけも不要になり、コーティングの種類によっては数十年もメンテナンスフリーになります。メリットたくさんのフロアコーティングをより良い状態で長持ちさせるために、正しいお掃除方法を知っておきましょう。
基本は拭き掃除。ホコリはドライモップで集めて取り、そのあと硬く絞った雑巾で水拭きをします。フローリングワイパーの先端に、雑巾を付けてすると楽にできます。これがフロアコーティングを施した床のお手入れ方法です。とても簡単ですよね。水拭きの代わりとして無添加タイプのウェットモップをかけるのも手軽でおすすめ。なぜ無添加が良いかと言いますと、化学モップには吸着剤と呼ばれる薬品が含まれており、これが床の表面に付くことでフロアコーティングの光沢が損なわれてしまう可能性があるからです。
掃除機は風によってホコリやハウスダストを舞い上げてしまうので、かけるのであれば拭き掃除後にすることがポイントです。また掃除機本体のローラー部分で床に傷を付けてしまうことがあるので頻繁に使わないようにして、できればフローリング用ヘッドにしましょう。
効果を損ねてしまうNG行為!
良かれと思ってやっていたお手入れ方法が、実はせっかくのフロアコーティングの効果を低下させているかもしれません。フロアコーティングの効果を損ねてしまうNG行為は、フロアコーティングの種類によって異なります。
フローリングは絨毯や畳と違って、お茶やジュースをこぼしたときにサッと拭けて清潔・綺麗を保てるのが魅力の1つ。ただしフロアコーティングの中でもアクリルコーティングは水に弱く、水拭きをすると簡単に剥がれ落ちてしまうので注意が必要です。また頑固な汚れを落とすにはアルカリ性の洗剤が使われることがありますが、ウレタンコーティングは薬品に弱いためアルカリ性の洗剤で手入れをするのはNGです。一方でガラスコーティングやUVコーティングは耐水性・耐薬品性がありますのでこれらの心配はありません。
コーティングの種類別NGな掃除方法
- ガラスコーティング
- 特になし
- UVコーティング
- 特になし
- アクリルコーティング
- 水に弱いので水拭きに注意!
- ウレタンコーティング
- アルカリ性の洗剤に弱いので注意!
フロアコーティングを施工する前に、業者にコーティング材の特性とお手入れの際の注意点を聞いておくといいですね。
家具などで注意しておきたいこと
フロアコーティング後、いつまでも美しい床を保つには先述したような簡単なお手入れをすればOKですが、家具など日常生活面でも気を付けておくとより一層長持ちします。基本的な注意点を下記に挙げますのでチェックしてみてくださいね。
家具
家具を引きずって動かすと傷の原因に。タンス・食器棚など大型家具の下には保護マットを敷くようにします。一番よく動かす椅子の足にはフェルトキャップを履かせましょう。ただしフェルトにゴミが付着した状態で引きずると傷の原因になりますので、定期的に取り換えることをおすすめします。
玄関
飾りのようにも思われる玄関マットですが、敷いておくことで砂埃が室内に入り込むのを防いだり、汚れを防いでくれる効果があります。必ず敷いておきましょう。
スリッパ
意外にゴミが付着しているのがスリッパの裏面。ゴミ自体は微細ですが、一日に家の中を何往復もするものなので、そのままにしていると傷の原因になります。特に裏面が合皮製のスリッパは古くなると砂・ホコリ・油汚れが付きやすいので、フェルトやタオル生地がおすすめ。洗えるスリッパもいいですね。
フロアコーティングを長持ちさせるには、傷をつけないことが大事です。施工後はこれらのことを実行してみてくださいね。